村長には、わずか1期4年間で1,420万円もの退職金が支払われます。消滅自治体と言われるような小さな村で、皆さん、多すぎるとは思いませんか。内閣総理大臣が4年間在職した場合の退職金は、わずか524万円です。
長野県の町村長の退職金は各町村が長野県市町村総合事務組合に積立て、4年の任期が終わるごとに、この事務組合から支払われます。町村長の退職金の支給率は、町村の人口や財政力にかかわらず、県下57町村一律100分の42.5です。伊那市長の退職金の支給率は、100分の40ですから、町村長は伊那市長より高い支給率で退職金をもらっていることになります。
大桑村村長の退職金 村長の給与69.5万円×支給率100分の42.5×4年間の月数48=1,419万円
住民一人当たりの負担額で換算すると、町村で人口が一番多い箕輪町は、700円です。人口3,400人の大桑村は、4,200円です。人口が少ない王滝村は、16,700円になります。 町村によっては、この退職金を積み立てるために、住民への行政サービスを削減しなければならないところもあるのではないかと思います。長野県の全町村長の退職金の支給率が一律であるべき理由も合理性もないと思います。町村それぞれ、人口や財政力等、実情に合った支給率にすべきだと思います。