日常生活に不安のある高齢者の一人暮らしをなくすために
Q 大桑村には一人暮らしの高齢者の方が大勢いらっしゃいます。また、これから更に一人暮らしの高齢者の方が増加していきます。高齢者の方が、一人暮らしになっても、食事の用意が自分でできなくなっても、特養ホームに入所できるようになるまで、地域でみんなと一緒に安心して暮らせるようにしなければなりません。
日常生活に不安のある一人暮らしの高齢者の問題は、高齢化が著しい大桑村では待ったなしの重要な問題であり、課題であると考えます。令和7年までに、このグループホームを建設すれば、過疎債が活用でき、国から7割の補助が得られ、3割で建設することができます。
村長にお伺いします。このグループホームを、この過疎債の時限である令和7年度までに建設することを約束していただけませんか。約束できないとするなら、その理由を明確に答弁してください。
A 約束できないということを、はっきり言っておきます。過疎債は有利な起債で、村づくりや文化公園の改修整備等々に、この過疎債を使って、既に、事業を進めています。新たな事業を起こすことは、村の健全財政を続けていく上では、今はその時ではないと考えています。
Q 私は文化公園の改修整備より、この一人暮らしの高齢者のためのグループホームの方がもっと大事で、優先されるべきものだと思っています。
村長がお住いの東では、昨年の正月に一人暮らしの高齢者の方の孤独死がありました。近くに住んでいながら、何もしてあげられなかった自分を本当に情けなく、残念に思いました。身近で一人暮らしの高齢者の孤独死という悲しい出来事が起きても、村長は、何とかしなくてはいけない、2度と大桑村で孤独死という悲しい出来事は起きないようにしなければならないとは思わないのですか。
私がこのグループホームをどうしても実現しなければならないと思っているのは、あの悲しい出来事を経験し、日常生活に心配のある高齢者の一人暮らしをなくしたい。孤独死のような悲しい出来事は、なくさなければならないと思っているからです。
その上で、最後にもう一度、村長にお伺いいたします。令和7年度までにグループホームを建設していただけますか。
A 過疎債は有利な起債であり、村として優先順位の高い事業について優先的に過疎債を使って実施しています。住民に密着した事業を優先的に実施する考えであるので、令和7年度までにグループホームを建設することはできない。
〇 日常生活に不安のある一人暮らしの高齢者のためのグループホームは、住民に密着した事業ではないのでしょうか。村長は、なぜ、一人暮らしの高齢者を見捨てるのか。